『ウォーハンマー(WH)』が中世辺りをイメージしたダークファンタジー世界が舞台なのに対し、WH40Kは第41千年紀という、はるか遠い未来が舞台になっている。しかも主な戦場は銀河に広がる数々の惑星。未来で宇宙と来れば、SFである。宇宙人も出る。戦車やロボット兵器もある。兵士たちの主な武器は銃である。科学バンザイである。
ところがこのWH40K、やはり一筋縄ではいかない。タイトルの一部にWHとあるようにWHと設定の一部を共有しているのだが、どの部分かというと、なんと『神』。WH40Kのエルダーという種族は、WHのダークエルフやハイエルフと同じ神々を信仰していたりするのだ。
またWHでもWH40Kでも渾沌の4大暗黒神が敵役として重要な位置を占めているのだが、そのうちの1柱、WHの快楽神スラーネッシュが、実はエルダーの堕落がもとで誕生したという、WHファンには壮絶すぎる真実も明かされたりもする。ゲーム上でも、WHの『ディーモン・オヴ・ケイオス』のミニチュアが、すべてWH40Kの『ケイオスディーモン』としてバトルに使えたりするのだ!(※)
神や悪魔が出てくるぐらいなので、サイキックや超能力なども、それはもう魔術的描写にあふれている。科学と魔法が融合し、悪魔と人類と異種族がとことん相争うミニチュアバトルゲーム、それがWH40Kなのだ!
今回のミニチュアのスペースマリーンはWH40Kの象徴的な存在で、遺伝子や臓器を改造された超戦士である。彼らは人類の『帝国(インペリウム)』を、異種族や暗黒神の手から守るため戦うのだ。ただこのスペースマリーンも単純に正義と言い切れないところが、WH40Kのダークでメタルなところである。詳しくは、ゲームズワークショップのHPで無料ダウンロードできるコデックス(解説書兼ルールブック)を読んでいただきたい。
ガンダムなどの日本製SFアニメとは、一味違うSFワールドが、そこにはある。
(文:布袋屋智朗 ミニチュア製作:岡島正晃)
(※WHはミニチュアベースの形が四角、WH40Kは丸なので、完成したミニチュアをどちらのゲームでも使える、というわけではない。厳密に言うと、WHとWH40Kのどちら用にも組める、ということである)
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今回のミニチュアは、『ウォーハンマー40,000 スペースマリーン 戦団の英雄たち』(ゲームズワークショップ/5250円、発売中、メタル製4体セット)の1体の頭部をすげ替え改造したものだ。 |
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パワーアーマーや布のグラデーション塗装が、存在感を高めている。武器は剣、右肩や右足には魔法の護符が封ろうで貼り付けられている辺りがWH40Kならではだ。 |
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パワーアーマーの派手な飾りも相まって、SFというよりファンタジーの登場人物のようにも見えるが、背中にはしっかりメカメカしいバックパックを装備している。 |
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ジオラマ写真でスペースマリーンを取り囲んでいるのは、ティラニッドのターマゴーント。あらゆる生命を食い尽くすモンスター的な種族だ。今回はゲームズワークショップ店舗のテストプレイ用ミニチュアをお借りした。手早く仕上げることを優先した技法のペイントが施されている。 |
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ジオラマには使っていないが、こちらはゲームズワークショップ・籾山氏がペイントしたオルクのウィアードボゥイ。WHのオークに顔も行動パターンもよく似た種族の、魔法使い的なキャラクターだ。 |
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「強い者が正しい」という単純明快な種族原理とユーモラスなデザイン、そしてゲームでの戦いやすさもあって、オルクはファンの間で人気が高いという。オルクのコデックスも「マジはんぱねえ」「アレがアレで」など、愉快な言い回しが多用されている。 |
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戦車などのビークルが充実しているのもWH40Kの特徴だ。これはエルダーという種族の反重力戦車ファイア・プリズム。発売されたばかりの最新アイテムだ。 |
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こちらはティラニッドのトライゴン・プライム。このほかにもロボット系の兵器や、機械で改造されたディーモンなどもあり、大型ミニチュアもバラエティに富んでいるのがWH40Kの魅力の1つである。 |